私たちは「しまくとぅばの日(9月18日)」の条例制定を県に働きかけ、長年沖縄語の普及に努めてきたNPO法人沖縄県沖縄語普及協議会です。
沖縄県には、5つの消滅危機言語(国頭語、沖縄語、宮古語、八重山語、与那国語)が存在し、各言語でも各地域によって言葉が異なります。本コースは、首里の話者の方がご指導いただく「沖縄語(首里)」の話者認定コースです。
現在、話者の方々の高齢化が進んでおり、健康寿命を考慮すると、生きた言葉を直接学べる時間は限られています。極端に言えば、本コースの期間中にも話者の方がご参加できなくなる可能性すらあるほどの、強い危機感を私たちは抱いています。だからこそ、次世代の話者育成は「待ったなしの喫緊の課題」なのです。
本コースでは、文法などの座学を一切行わず、当日の時間をすべて「会話」に充てます。座学を行わない理由は、言葉の習得に不可欠な「一定以上の学習時間と会話時間」を確実に確保するためです。
必要な知識は完全に「自学自習」で身につけていただき、その成果を話者との対話を通して矯正していきます。本コースは単なる言葉の習得にとどまらず、「琉球時代から受け継いできた言葉を次世代へ引き継ぐ場」として新設いたしました。
目指すのは、完璧な発音だけではありません。自学自習という確かな土台と文法的な裏付けを持ち、次の世代に言葉を引き継ぐ「次世代の話者を育成すること」です。
本コースは、当会のスタッフが、ゼロから沖縄語を習得した学習経験をもとに設計されています。
スタッフは、「初級沖縄語」で基礎文法を学び、協議会発行の教科書で語彙力を養った後、実際に話者の方と沖縄語で会話を重ねる段階へと進みました。そして、その実際の会話時間が「約13時間」に達したとき、スムーズに会話ができるようになったのです。
この経験から、「言葉は習うより慣れよ」の通り、習得には「一定以上の学習時間と実際の会話時間」が不可欠であると確信しました。
そこで本コースでは、全10回のうち最終回を認定試験とし、残り9回でたっぷり「15時間(1回100分)」の会話時間を確保。実績に基づく確実な道のりで、あなたを「話せる状態」へと引き上げます。
自宅での学習は、指定教材(教科書やYouTube)を「音読」するだけです。「初級沖縄語」のテキストには筆記問題が載っていますが、本コースでは必要ありません。何度も繰り返し音読することで自然と口が発話に慣れ、次第に音読にかかる時間も短縮されていくため、より効率的に自学自習ができるようになります。
本コースを毎月1回の実施としているのには理由があります。それは、受講生の皆様が次回のコースに向けて十分な「勉強時間(音読)」を確保できるようにするためです。この間隔に合わせてしっかりと自学自習さえすれば、習得に必要な学習時間と会話時間が自然と達成され、確実に話せるようになります。
毎回、話者による1対1の学習チェック(7分)を実施します。これは、自学自習や前回の内容がしっかり身についているかを確認し、間接的に「学習時間の確保」を受講生に意識させるためです。毎回の講座ごとに未習得部分を明らかにし、最終日の話者認定チェックに向けて未修得部分を再学習していただき、10ヶ月での習得を確実なものにします。
以下の動画教材はすべて本コースの指定教材です。各ボタンからYouTubeへアクセスし、日々の学習にご活用ください。
※再録が必要な単語や表記ミスなどがある場合がありますが、音声を優先して学習してください。
本コースは「手取り足取り文法を教える講座」ではありません。
使役形、受身形、尊敬語などの基礎表現の文法理解は、指定テキストでの「自学自習」が前提となります。「教室に行けば先生が話せるように教えてくれる」とお考えの方には不向きですので、あらかじめご了承の上でお申し込みください。
また、指定テキストにはふりがなのない漢字も含まれるため、小学生以下のお子様が自学自習を行うには少し難しい可能性があります。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とは、その言語を使って「具体的に何ができるか」という基準で言語力を測る国際基準です。本コースを通して、入門のA1段階から、熟達・認定のC2段階まで段階的に引き上げます。最終日には「話者認定試験」を実施し、一定の基準を満たした方を話者として認定します。認定後は、当会の小学校への沖縄語講師派遣にご参加いただけます。ご自身が学んだ言葉を、次世代の子どもたちへ直接引き継ぐことができる、やりがいのある活動です。
1回のコースは120分(話者との会話実践・役割を通した会話練習100分 + 1対1の学習チェック7分 + 予備13分)。他の参加者の会話から良い表現を学び、自身の会話を磨く密度の濃い対話の時間です。
話者として認定するには、指定の教材だけでは圧倒的に学習量が不足しています。話者認定に必要な学習量を確保するため、各グループの会話を生きた教材としてスマートフォンで撮影し、YouTubeに公開いたします。ご自身のグループだけでなく、他グループの動画も視聴・学習していただくことで、実践的な会話表現を網羅的に習得していただきます。
※参加者の皆様の個人情報には徹底して配慮し、お顔は一切映さず(机に置いた張り紙を撮影します)、音声マイクをつけて音声のみを収録いたします。
| 回数 | 実施日 | 時間 | |
|---|---|---|---|
| 午前(先着 1〜15名様) | 午後(先着 16〜30名様) | ||
| 第1回 | 2026年5月9日(土) | 10:00〜12:00 | 13:00〜15:00 |
| 第2回 | 2026年6月6日(土) | 10:00〜12:00 | 13:00〜15:00 |
| 第3回 | 2026年7月4日(土) | 10:00〜12:00 | 13:00〜15:00 |
| 第4回 | 2026年8月15日(土) | 10:00〜12:00 | 13:00〜15:00 |
| 第5回 | 2026年9月5日(土) | 10:00〜12:00 | 13:00〜15:00 |
| 第6回 | 2026年10月3日(土) | 10:00〜12:00 | 13:00〜15:00 |
| 第7回 | 2026年11月7日(土) | 10:00〜12:00 | 13:00〜15:00 |
※第8回〜第10回の日程については、決定次第、追ってご案内いたします。
話者認定に必要な学習量を確保するため、各グループの会話を生きた教材としてスマートフォンで撮影し、YouTubeに公開いたします。
参加者の皆様の個人情報には徹底して配慮し、お顔は一切映さず(机に置いた張り紙を撮影します)、音声マイクをつけて音声のみを収録いたします。
誠に恐れ入りますが、本コースへのお申し込みにあたっては、グループ活動の動画撮影および教材化にご同意いただいたとさせていただきます。あらかじめご了承の上、お申し込みをお願いいたします。
多数のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。
第2期(次回)の開催につきましては、決定次第お知らせいたします。
本ページの申し込みボタンより決済ページにお進みいただき、受講料(30,000円)のお支払いをお願いいたします。
※決済の完了をもって、正式な「お申し込み完了(お席の確保)」となります。午前・午後の時間帯につきましては、完了順に当会よりご案内いたします。
当会発行の教科書は貸出が可能です。
ご希望の方は、コース初日の手渡し時に「預り金」として5,000円(※現金のみ)をお預かりいたします。コース最終日に教材をご返却いただいた際、引き換えに5,000円を返金いたします。
NPO法人沖縄県沖縄語普及協議会 kyougikai@uchinaguchi-school.com