組踊「執心鐘入」
さて、
組踊鑑賞プログラム「組踊版シンデレラ」で組踊の鑑賞方法をお分かりいただいたところで、
本物の組踊をご覧いただきます。
琉球国時代の1719年に上演され、
2010年に国連教育科学文化機関(UNESCO)の無形文化遺産に登録された「執心鐘入」を上演します。
日本人のお客様にも楽しんでいただけるよう沖縄語の台詞を日本語観賞ガイド付きで上演します。
お持ちのスマートフォンのアプリでガイドを聴きながら、
人類の無形文化遺産である組踊をご自身の母国語で、
たっぷりとご堪能いただけます。
当時は中国のお客様と琉球国の人々しか観ることができなかった組踊「執心鐘入」。
約300年後の現代、私達にも見ることができ、
当時の中国のお客様と琉球国の人々と同じ体験をしているというのは、
まるでタイムスリップしたかのようですね。
あらすじ
ある美少年が仕事のために首里へ向かっていました。その途中、日が暮れてしまったので一軒の家に泊めて欲しいとお願いをしたところ、その家では若い女性が1人で留守番をしていました。その女性は親が居ないときは泊められないと断りますが、相手が心を寄せていた有名な美少年だと分かると、とうとう家に招き入れてしまいました。さて、彼女の恋の行方は・・?